StarBright Dyes は、優れた輝度、狭い励起および蛍光発光特性、および新規および既存の実験に組み込むことができる柔軟性を備え、安定性が高くなるように設計されています。 特定の細胞集団の解像度が向上し、スピルオーバーや拡散を最小限に抑えているため、より大規模で優れたパネルを簡単に構築することができます。 StarBright Dyes は、すべてのセルソーター、セルアナライザー、およびスペクトル機器での使用に適した、UV、Violet、Blue、YellowおよびRedレーザーで利用可能な優れた蛍光標識抗体製品です。
StarBright Dyes製品
バイオ・ラッドは、様々なヒトおよびマウスのマーカーとストレプトアビジンに対して、Blue、Violet、そしてUVレーザーで励起可能な複数の StarBright Dyes を発売しました。
StarBright Dyesの利点
高輝度
他の蛍光色素と同じか、それよりも明るくなるように設計されています。 StarBright Dyes の並外れた明るさにより、陽性集団と陰性集団の優れた分離により、レアで低抗原密度の集団を検出できます。
図1. A：競合他社と比較した488、405、および355nmの励起のStarBright DyeのCD4染色の例。 B：CD4に結合したさまざまな405 nmの励起のStarBright Violet、Brilliant Violet、およびSuperBright Dyesで染色されたヒト末梢血の染色指数(SI)。 ZE5 Cell Analyzerで取得されたデータ。
狭い励起波長と蛍光波長
StarBright Dyeは、蛍光スペクトルが狭く、他のレーザーラインによる励起が少ないため、マルチカラーパネルの理想的な選択肢になります。 Fluorescent Spectraviewerを使用して、実験に適したStarBright Dyeをご検討ください。
図2.StarBright Dyeにより改善されたスペクトル特性の例。 Brilliant Violet 510と比較してStarBright Violet515（青円）の蛍光ピークが狭く、355nmレーザーによる励起ピークがありません。また、StarBright Violet 515とBrilliant Violet 510を比較するとStarBright Violet 515の蛍光波長が狭く、355 nm レーザーによる励起が減少しました（青丸）。
すべてのバッファーで染色可能
StarBright Dyesは、染色バッファーに関係なくパフォーマンスの低下がなく、マルチプレックス化するときに特別な染色バッファーを必要としません。 また、すでにパネル内に他のポリマー色素が存在するために特別なバッファーが必要な場合でも、StarBright Dyesの柔軟性により、明るく信頼性の高い染色を実現できます。
図3.さまざまなバッファーでのヒト末梢血の染色例。 A：バッファーに関係なく、CD4染色（MCA1267SBV670）の変化は観察されません。 B/C：StarBright Dye（MCA1267SBV790）は、Bio-Rad Staining BufferまたはBrilliant Staining Bufferにおいて、Brilliant Violetの両方で上手く染色されました。 ZE5 Cell Analyzerで測定されたデータ。
あらゆる機器と試薬で使用可能
StarBright Dyesは、ZE5 Cell Analyzerを使用してマルチプレックスアッセイするように設計されており、適切なレーザーとフィルターを備えたあらゆる機器での細胞分析またはセルソーティングに適しています。 StarBright Dyeは、すべての蛍光標識抗体と互換性があり、バッファー変更などの実験的な変更を必要とせずに、プレミックスカクテルに追加することもできます。 さらに、それらの独自のスペクトルにより、新しい色素の組み合わせが可能になったスペクトル方式のフローサイトメトリーパネルに組み込むのにも理想的です。
以下は一般的なフィルオーサイトメーターとスペクトル方式のフロ－サイトメーターでの高パラメーターパネルの例を示すポスターです。これらは他の資料同様にダウンロードして頂けます。
The Use of New StarBright Dyes in Spectral Flow Cytometry
StarBright Dyeとスペクトル方式フローサイトメーターを使用した27蛍光のパネルの例
Introducing StarBright Dyes, Novel Ultra Violet, Violet, and Blue Laser Excitable Fluoroscent Nanoparticles Suitable for Immunophenotyping in Flow cytometry
StarBright DyeとZE5 Cell Analyzerを使用して構築された18蛍光パネルの例
一貫した染色結果
ロット間の変動を最小限に抑えるように設計されたStarBright Dyeは、バッチに関係なく、同レベルの染色性と細胞集団の識別を可能にしています。一部のポリマー色素や他の色素とは異なり、StarBright Dyeはタンデム色素ではないため、タンデム色素で問題になるFRETが不十分でドナーとアクセプターから放出されるクロスレーザー励起が少なくなります。また、光退光しにくく、経時的な性能低下がなく安定しており、シグナルの低下や分光特性の変化はありません。便利なことに、最大28日間、性能を劣化させることなくプレミックスして、後日使用することも可能です。再現性の高い結果を得るために、StarBright Dyeの染色プロトコールをご参照ください。
図4.StarBright Dye 一貫性があり、安定しており、細胞固定可能です。 StarBright Dyeは、ロットに関係なく一貫した結果を示します。 A：複数のバッチを使用して末梢血単核細胞をCD4SBV515（MCA126SBV515）で染色し、結果をヒストグラムに重ねました。 点線は比較のためのCD4BV510です。 B：CD14SBV610（MCA1568BV610）をヒト末梢血を染色する前に、室温で暗所または明所に最大14日間放置し、冷蔵庫に正しく保管された抗体と染色性を比較しました。 染色の減少は、光の中で室温で14日間保存した後にのみ見られました。 C：Bio-Rad Fixation BufferまたはPBS中の2％PFAでの固定は、新たに染色したサンプルと比較して、染色指数(Stain Index)に影響を与えません。 ZE5 Cell Analyzerで取得したデータ。
主要な免疫表現型抗原に対する抗体製品
StarBright Dyeは、ヒトおよびマウスの標的を検出するためのフローサイトメトリー用に検証された抗体、およびビオチン化抗体への結合用のストレプトアビジンに直接標識した製品が利用できます。 これらの抗体は論文引用数の多い、よく知られたクローンのため、実験に確信が持てます。
図5.StarBright Dyeを使用した一般的な免疫表現型マーカーの染色例。 ヒト末梢血をCD3（MCA463SBUV400）、CD19（MCA1940SBUV605）、CD4（MCA1267SBUV510）、CD8（MCA1226SBV710）、CD25（MCA2127SBV440）、およびCD127（HCA145A647）で染色し、BおよびTリンパ球内のヘルパーT細胞、細胞傷害性T細胞および制御性T細胞を識別しました。。 CD14（MCA16568SBV790）およびCD16（MCA2537A700）を使用して古典的、中間的、および非古典的な単球を同定しました。 ヘルパーT細胞のさらなる特徴は、ナイーブ細胞とメモリー細胞に識別するため、に、CD45RA（MCA88SBV515）とCD45RO（MCA461SBV610）から得れ、制御性T細胞での共刺激マーカーの発現はCD27（MCA755SBV670）とCD28（MCA709SBUV575）レベルで測定されました。 データは ZE5 Cell Analyzerで測定された。
フローサイトメトリー製品
バイオ・ラッドは26種類の蛍光色素標識抗体に加えて、生存率試薬k、Fcブロック、染色バッファーなどのサポート試薬をご提供しており、多くの種で利用可能な3,000を超えるフローサイトメトリーで試験済み抗体をご提供しています。
抗体を検索フローサイトメトリー関連製品
その他関連情報
StarBright Dye – 新カタログ
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