近日発売予定 - 640nmレーザーで励起されるStarBright Red (SBR) Dyesは、従来型フローサイトメーターおよびスペクトル型フローサイトメーターでの検出能力を拡張するために最適な色素です。
StarBright Redは、明るく、どのようなバッファーでも使用できるように設計されており、安定性に優れているため、640 nmレーザーを使用したパネルを構築する際の最初の選択肢になります。
StarBright Red Dye Range
StarBright Dye |
Max Ex, nm |
Max Em, nm |
Brightness (1-5) |
ZE5 Cell Analyzer Optimal Filter |
Comparison Dyes |
発売 |
---|---|---|---|---|---|---|
StarBright Red 670 |
653 |
666 |
|
670/30 |
A647, APC |
近日発売 |
StarBright Red 715 |
638 |
712 |
|
720/50 |
A700,APC-R700 |
近日発売 |
StarBright Red 775 |
653 |
778 |
|
775/50 |
APC-Cy7, APC-H7, APC-Fire750 |
近日発売 |
StarBright Red 815 |
654 |
811 |
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800LP |
APC-Fire810 |
近日発売 |
図1. StarBright Red Dyesの励起および蛍光スペクトル
StarBright Red Dyes は、フローサイトメトリー実験における APC および APC tandems の代替に最適な色素です。また、ホルムアルデヒドやアルコールベースの固定剤で固定しても、性能とスペクトルの変化が少ないため、従来型フローサイトメーターおよびスペクトル型フローサイトメーターのいずれにも最適な色素です。
StarBright Red Dyes は、マルチプレックスする蛍光色素の条件に応じて、専用バッファーを使用することも、使用しないことも可能であり、パネル構築の際に柔軟性を発揮します。
図2 は、ヒト末梢血中の細胞サブセットの同定に使用された例です。
図2. StarBright Red Dye CD4標識抗体を含むイムノフェノタイピングパネル。赤血球溶解ヒト末梢血は、A. CD19SBUV665 (MCA1940SBUV665), CD3PE (MCA463PE), CD8SBV790 (MCA1226SBV790), CD45RASBV670 (MCA88SBV670), CD45ROSBUV795 (MCA461SBUV795) および CD4SBR670で染色した。また、 B. CD14PE-A750(MCA1568P750)、CD57FITC(MCA1305)およびCD4 SBR775で染色した。細胞は生細胞、シングルセルでゲーティングし(図示せず)、ZE5 Cell Analyzerで解析した。
関連資料
StarBright Dyesの詳細と、これらの製品がどのようにフローサイトメトリー実験の効果を向上させるかについては、StarBright Dyesのページをご覧ください。
蛍光色素とイムノフェノタイピングに関する有用な情報は、フローサイトメトリーに関する資料ページに掲載されています。このアプリケーションの基礎知識を学びたい方は、フローサイトメトリー基礎ガイドをご覧ください。